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ムジナの冒険 2章の続き3 [ムジナの冒険]

 旅の出だしに躓いたものの、その後の旅は比較的順調であった。当初の取り決めでは、リーダーの役は日替わりと言うことになっていたが、その取り決めは、すぐに有名無実な物になってしまっていた。電磁波発生装置という超ハイテク算盤を屈服させる手段を手に入れた一角大雪兎が、その勢力を伸ばし、ムジナを形ばかりのリーダーに祭り上げ、実質的なリーダーになってしまったのだ。しきりたがり屋の茶羽鳩は、もちろんのこと、一角大雪兎の専横に激憤し、ことある毎に彼と衝突を繰り返した。しかし、自分にとって数的不利の状況に気付くと、今度は一角大雪兎に擦り寄り、彼の参謀役におさまり、相談をする際の議長の役になって意見の集約に努めるようになっていた。お陰で、これまでとは違い、表面上の衝突は激減した。

 まだ子供のムジナは、そうした裏事情を知らず、形式ばかりのリーダーの役に満足し、いつもの通り、肩で風を切りながら、一行の先頭を歩いていた。そんな彼女の鼻に美味しそうな匂いが届いてきた。


 何かしら。


 その匂いに釣られるように、茶羽鳩の警告を無視し、彼女はその匂いの発生源へと駆け出して行った。


 彼女は、さらに森の中へと分け進み、生肉の置かれている所に狐の親子がいるのを発見し、「先客がいるのか」と失望し、走るのを止めた。それでも、生肉への未練が絶ち難く、その場に腰を下ろして、第一発見者である狐の親子を羨ましそうに見始めた。


 変よ、何か変。


 食料の豊富な森の中とは言え、狐の餌となる小動物の多くは冬眠などをして、冬の期間、その数を大きく減らす。食料をリュックサックに積め、旅行しているムジナとは違い、狐の親子がお腹を空かしているのは明らかであった。それにもかかわらず、狐の親子は、目の前の生肉に手を付けようとしていないのである。どう考えても、不自然であった。彼女は、きっと止むに止まれぬ事情があるのだろうと、狐の親子の観察を始めた。


 猟師が毛皮を取るために仕掛けたのであろう。罠から逃れようと必死にもがき、それが災いし、母狐の足には深々と罠の針金が食い込んでいた。そばにいる子狐は、母親の異変に気付き、彼女を探しにここまでやってきたのであろう。遣って来たものの、救出の術がなく、途方に暮れ、右往左往し、その疲れと混乱から母狐に寄り添うように身を寄せているのであろう。


 かわいそうに。


 ムジナは、罠にかかっている母狐を助け出そうと、身を潜めていた叢から姿を現した。


 狐狸は、人を妖術で騙すとされ、それ故に、俗にライバル関係にあるように考えられている。しかし、現実は、これとは異なり、体が大きい分、ムジナが強い。喧嘩をしたら、まず、ムジナが負けることはない。まして、ホトトギスの養育しているムジナは、恵まれた食環境と豊富な運動で通常のムジナに比べて体が一周りほど大きかった。そんなムジナが突然叢から姿を現したのである。その物音に驚き視線を向けた子狐は、強い恐怖心に襲われた。しかし、ただ一人の母親を守ろうと、その前に立ち母親を隠すのと同時に、総毛立てて彼女に牙を剥け、低い威嚇音を立て始めた。


 誤解よ、誤解。私はあんたのお母さんを助けようとしているだけよ。


 ムジナの言外の呼びかけは、錯乱状態にある子狐に届かなかった。子狐は、「それ以上、近付くな」と、牙を剥き出し続けるばかりであった。


 困ったわ、どうしたら、いいのかしら。


 ムジナは、これ以上子狐を動揺させないために立ち止まり、この事態にどう対処するべきか考え始めた。


 そうよ、こういう時こそ父ちゃんの真似をするのよ。


 ムジナは、そう決心すると、子狐に向かい鋭い牙を剥けた。案の定、彼女の迫力に押され、子狐は恐怖に捕らわれ戦意を喪失するのと同時に腰を抜かし大人しくなった。その隙を突き、彼女が罠である針金を噛み切ろうとした時、叢で身を隠していた一角大雪兎が大声を上げた。


「よせ、ムジナ。お前にその権利はない。」


 お母さん狐が罠にかかっているのよ。子狐がかわいそうじゃない。このまま放っておけないわ。


 ムジナは、大声を上げた一角大雪兎を鋭い眼光で睨み付けた。


 一角大雪兎は、その母親狐と同じように、小さい頃に猟師の仕掛けた罠にかかったことがある。角の生えている珍しい兎として、見世物小屋に売り飛ばされ、そこで様々な辛酸を舐めた。見世物小屋の檻と言う限定された空間からではあったが、一角大雪兎は、人間の営みを垣間見、ムジナ以上に人間の生活、経済活動を良く知っていた。それ故に、幼いムジナには冷酷な兎と思われるであろうが、きっぱりとした口調でこう言った。


「その狐が子供の狐の力を借りて罠から抜け出すのはいい。当事者だからな。だが、お前は、ただの通りすがりに過ぎない。今回の事件に関してはまったくの部外者。冷酷に思うかもしれないが、お前はどんなことがあってもてだすけをしてはいけない。これは、その狐と子狐が乗り越えるべき試練だ。」


 なるほどと頷く部分も多々あったが、義侠心の強いムジナが一角大雪兎のその言葉に納得するはずがなかった。彼女は、今度は彼に牙を剥き、不承知であることを表現した。


 やれやれ、これだから子供は困る。おのれの感情に流され、自分の正義を絶対の物と考えるのだからな。正義は、それこそ星の数ほどあるというのに。


 一角大雪兎は、人間のように、掌を上に向けそれを少し持ち上げるような仕種をした後、彼がそれを制止した理由を説明し始めた。


「確かに罠にかかったこの狐はかわいそうだ。このまま放置しておけば、猟師に捕らわれ、母狐は皮を剥がされるだろう。そして、この子狐は、きっと、猟師があらわれる前に、飢え死にすることであろう。いや、親子ともども猟師に捕らえられ、毛皮にされるかもしれない。お前が悲劇的な結末が待ち受けているこの狐の親子に同情を寄せるのは当然のことであろう。だが、お前がこの狐を逃がしたら、生計の手段を失った猟師はどうなる。助かった狐とは反対に、その猟師はご飯を買うお金がなくて飢え死にしてしまうかもしれないぞ。その猟師にも小さな子供がいるかもしれない。狐を助けるお前の行為が猟師の家族を殺してしまうかもしれない。お前は、その責任を取れるのか。狐がこの森を生計の手段としているように、猟師もこの森を糧にして暮らしている。残酷に聞こえるかもしれないが、そのかわいそうな狐親子に同情するだけにしておけ。お前はただの通りすがりで、この件に関しては、部外者。この罠から狐の親を助ける資格があるのは、子供のその狐だけだ。お前にはその資格がないのだから。」


 一角大雪兎の話を聞いたムジナは、押し黙るしかなかった。彼女は、何とか母親を助けようと針金に牙を立てている子狐の姿を沈痛な表情をして見守り始めた。


 あんたの小さな牙では無理よ。その針金を噛み切ることはできないわ。こんな所にいつでもまでもいては駄目よ。猟師が来たら、あんたまで捕まってしまう。冷淡に思うかもしれないけれど、お母さん狐を見捨てて、早く逃げなさい。


 子狐の懸命な努力にかかわらず、母親狐の足に食い込んでいる針金は一向にびくともしなかった。子狐の姿を見兼ね、ムジナは、子狐にそう語りかけようとした。そんな彼女の頭を、彼女の頭の肩隅にあった過去の辛い思い出が走馬灯のように過ぎって行った。


 もう昔のことで良く憶えていない。自分がどうして母親ムジナからはぐれたのか、おぼえていない。気付いた時には、周りから兄弟と母親ムジナの姿がなくなっていた。おそらく、半狂乱の状態で兄弟と母親を探し回り、やがて、その疲労から、泣きながら眠ったに違いない。一人で生きていかざるを得なくなった自分のその後の暮らしぶりは、孤独とひもじさの連続であった。そして、空腹と一人ぼっちの寂しさから、初めて見たホトトギスに近付いて行った。最初はホトトギスに脅かされ、その恐怖心から思わず失神してしまったけれど、ホトトギスからご飯を貰った時、どれくらい嬉しかったことか。


 ムジナは、その時のことを思い出し、子狐に自分と同じような寂しさとひもじさを味合わせてはいけないと思った。


 母親を失った私はこの件に関して部外者ではない。同じ子供として、この子狐を見捨てるわけにはいかない。何としても助けないといけない。


 そう決心したムジナは、子狐と並ぶようにして、母親狐を捕らえている針金に牙を立て始めた。


 一角大雪兎と鳩は、苦笑いしながら、その光景を優しく見守っていた。しかし、ムジナが大切なことを忘れていることに気付き、一角大雪兎が、やれやれという表情を浮かべムジナと子狐のところに近付いていった。


「うまく針金を噛み切ったとして、その後、母狐の足に食い込んでいる針金を何とかしないと駄目だろう。」


 一角大雪兎は、呆れたような、だが優しい声でムジナにそう語りかけた後、器用に動く手を使って狐の足を針金から解放してやった。そうした後、彼は、リュックサックから財布と紙、筆記用具を取り出した。


 何をする気なのかしらとムジナが興味津々と見守る中、彼は、猟師に当てた手紙をさらさらと書き、その中に狐の代金である銀貨を二枚入れて、罠の上に置いた。


「さあ、これで全て済んだ。この肉を持って、この場から早く立ち去ろうとしよう。」


 一角大雪兎のその言葉を合図に、一行はその場から去っていった。


正義は勝つ!! [ネムネコの呟き]

こんなお知らせが、So-netブログに出ていた。
26日付で出ていたらしいけれど、気づかなかった(^^ゞ

【障害】サーバー障害

いつもご利用ありがとうございます。

サーバー障害が起こり下記の現象が発生しましたので、ご報告させていただきます。
原因に関しては現在調査中になります。わかり次第このページにて報告します。

発生日時:
2016年2月24日(水)15時~2016年2月25日(木)13時

現象:
・閲覧数が更新されない
・ブログランキング集計が更新されない
・有料プランユーザ様のアクセス解析順位グラフが反映されない
・予約投稿が反映しない

http://blog-wn.blog.so-net.ne.jp/2016-02-26


ネムネコが、24日、25日の記事で指摘したいた通りのことが、So-netブログで起きていた。

今日のSo-netブログ、何かがおかしい!!
http://nemuneko-gensokyou.blog.so-net.ne.jp/2016-02-24-38

やはり、おかしい、So-netブログ!!
http://nemuneko-gensokyou.blog.so-net.ne.jp/2016-02-25


オレが正しかったにゃ。










オタリア100頭以上の死骸漂着、餌激減が影響か チリ海岸 CNN [ネムネコの呟き]





ゲラコレア氏はオタリアの大量死の原因として、太平洋の海水温度が上昇するエルニーニョ現象の影響で、イワシの餌となるプランクトンが減り、魚が取れなくなったためメスが飢えて死産や流産につながったと解説する。
が原因らしい。
 ―――そんなことは言われなくても、容易に想像がつくが・・・―――

おそらく、ガラパゴス島に住むガラパゴスペンギンでも同様なことが起きていると推測される。

エルニーニョ現象(げんしょう)でエサがとれない・・・
ガラパゴスペンギンは、熱帯の島にすむ、めずらしいペンギンだ。ガラパゴスペンギンは、エルニーニョ現象によって数が減ってしまった。エルニーニョ現象が起こると、海水の温度が上がって、エサの魚が減ってしまうのだ。残念なことに、エルニーニョ現象の原因はまだ分かっていない。

http://www.konicaminolta.jp/kids/animals/library/sea/galapagos-penguin.html

たぶん、ガラパゴス近海の海水温上昇に伴う餌不足で、ガラパゴスペンギンは、昨年、ほとんど繁殖できていない思う。
餌が足りないと、親鳥は雛との共倒れを避けるために育児放棄をするんだケロ。
自然の冷徹なオキテ。




第20回 線積分 [ネコ騙し数学]

第20回 線積分


2点ABを結ぶ(滑らかな)曲線Cがあるとする。Cに沿って測った弧長をsとし、曲線Cの方程式を

  

として、s=a,bにそれぞれ点ABが対応しているとする。

また、fを曲線C上で定義されたスカラー関数(スカラー場)とする。

この曲線Cn個の孤に分割し、この分割をΔであらわす。各曲線の弧長をとし、の任意の点をとし、次の和をとる。

  

分割を限りなく小さくしてゆくとき、このI(Δ)が極限値Iを持つならば、この極限値Iをスカラー場fCに沿っての線積分といい、

  

であらわす。

Cが閉曲線とき、特に

  

とあらわすことがある。

積分だから、αβを定数、fgをスカラー関数とすると、

  
が成り立つ。
また、曲線CC₁C₂に分解したとき、つまり、C=C₁+C₂としたとき、

  

Cの逆向きの曲線を曲線を−Cとすると

  
となる。



問題1 C(0,0,0)(1,1,1)を結ぶ直線とするとき、次の値を求めよ。

  

【解】

曲線Cの方程式は

  

になる。

  

よって、

  


原点と点P(t,t,t)の距離s

  

なので、

  
としてもよい。

向きのついた曲線C:r=r(t)C上で定義されたベクトル関数(ベクトル場)Aが与えられているとする。さらに、Cの点Pにおける接線ベクトルをtとすると、Atは曲線C上で定義されたスカラー関数(スカラー場)となるので、この曲線Cに沿っての線積分は

  

になり、これをベクトル場Aの向きのついた曲線Cに沿っての線積分という。

また、

  

という関係があるので、

  

となり、

  

となる。


これを成分で書き、

  

とすれば、

  
となる。


問題2 ベクトル関数を

  

とする。xy平面上で、原点Oから点P(0,1,1)にいたる放物線に沿ってのAの線積分の値を求めよ。

【解】

x=tとすると、この曲線(放物線)上で、yy=x²=t²となり、A

  vec2001.png

となる。

また、
  vec2002.png

よって、

  vec2003.png

【別解】

ベクトルではなく、成分で計算しても良い。

  vec2004.png

を使うならば、zに関しては0なので無視して、

  vec2005.png

になるので、

  vec2006.png

となる。


今日のアニソン(?)、「アトムの光」 [今日のアニソン・アーカイブ]

普段とは趣を変えて、この曲を。



一応、アニソンの紹介を謳い文句にしているので、「MACROSS PLUS」から「VOICES」。



自分の世界を有している、確立しているといえば格好いいけれど、
悪く言えば、どれもこれも、同じような曲ばかり(^^ゞ
代わり映えしないんだケロ、この人の曲は。

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【動画】 日産 「猫バンバン PROJECT」 [お知らせ]



この動画を見ないと、時代から乗り遅れます。

ネムネコからのお知らせとお願いでした。


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ムジナの冒険 2章の続き2 [ムジナの冒険]

 算盤との議論に熱中するあまり、一角大雪兎は、自分達が野犬にすっかり包囲されていることに全く気付かなかった。彼は、狼のような野犬の群れを見ると、わざとらしい大声を上げて驚きを表現した。

「何なのだ、この野犬は。一体、俺達をどうするつもりなのであろうか。」


 まるで彼女の父親であるホトトギスのような臭い芝居に呆れた様子で、野犬の匂いで目を覚まし、彼の隣りに移動してきたムジナが「兎のおじちゃん、芝居が臭いわよ。それより、どうしたらいいのよ、私達」と問い掛けてきた。


 ホトトギスの薫陶を受け、様々な修羅場を潜り抜けてきたムジナは、ムジナ史上、最強のムジナと言って良い存在であった。しかし、最強のムジナと言っても、所詮はムジナである。一対一の差しの勝負ならば、一行を完全包囲している群れのボスと喧嘩して勝つことも有り得るであろうが、かれこれ二十匹ほどになる野犬の群れの敵ではなかった。また、頼りになるべき一角大雪兎も、現在、彼の最大の武器である鋭い角を失っており、彼の戦闘力もムジナと対して差がないというのが真実であった。暢気な様子を見せているが、一角大雪兎も結構うろたえていた。


 その点、茶羽鳩は腹が据わっていた。彼は首から下げていた袋から武器を取り出すと、それを嘴と足の爪に装着し、さらに夜間でも昼間のように周りの様子が見えるホトトギスが作った暗視ゴーグルを目に付け、勢い良く舞い上がった。そして、野犬に対して、急降下攻撃を開始した。


 よもや鳩から攻撃されると予想だにしていなかった野犬の群れは、たちまち、混乱の極みに陥った。彼らが、暗闇での視力に優れ、また、抜群の反射神経と全身バネと言って良いような肢体を有しているネコ科の動物であったならば、漆黒の闇からなされる茶羽鳩の急降下攻撃を回避するだけではなく、地上から飛びつき攻撃をして迎撃することも可能であったかもしれない。しかし、そうした能力を有していない野犬たちは、茶羽鳩の一方的な空からの攻撃にさらされ、キャンキャンと泣き叫びながら、逃げ惑うばかりであった。


 このままでは、茶羽鳩にだけ美味しいところを持っていかれるわ。私も何とか頑張らないといけない。


 ムジナは、空からの茶羽鳩の奇襲攻撃を受け、醜態を曝し続けている野犬の群れを見て、勇気を振り起こすと、野犬の群れに向かって突進して行った。


 一方、無謀にも単身でムジナが自分からに突っ込んでくる光景を目にし、空からの見えざる敵の奇襲に混乱の極みにあった野犬が、その恐怖から逃れるように、一斉にムジナに向かって突進していった。


 一斉に私に襲い掛かるなんて、卑怯よ。


 自分に向かって殺到してくる野犬の群れを目にし、小回りの利く彼女はくるりと方向転換をすると、兎の方に脱兎の勢いで逃げ始めた。そんな彼女の窮状を見兼ねて救出に来た超ハイテク算盤が近くに来ると、その背に飛び乗り、スケートボードさながらに、猛烈な勢いで逃げ惑い始めた。


 その光景を呆れた顔をして眺めていた一角大雪兎は、「全く、世話のかかるお転婆お嬢ちゃんだ」と小さく呟いた後、背負っていたリュックサックから閃光弾を取り出した。それを上空で待機していた茶羽鳩に投げつけた後、ムジナに向かって大きな声を掛けた。


「これから大きな音がするが、絶対に後ろを振り向くな。目を瞑って、さらに前肢で耳を塞ぐんだ。」


 分かった、兎のおじちゃん。


 ムジナが振り返ることなくそう頷くのを確認した後、一角大雪兎は、右手の指を一本立て、攻撃の合図を茶羽鳩に出した。その合図を受け取った茶羽鳩は、ムジナと野犬のほぼ中間点で閃光弾を投下した。大地を揺るがすような爆音とともに、周囲の闇を打ち払う眩い閃光が辺りを包んだ。野犬達は、その閃光に目をやられ、キャインキャインと情けない大きな声を上げながら、どことなく姿を消して行った。


 見事な連係プレーで野犬の群れを撃退した一行は、超ハイテク算盤を中心にして円陣を組み、ホトトギスと同じように、大きな勝利の雄叫びを始めた。


チョコレートを食べると脳の働きが良くなる(研究結果) ハフポスト [ネムネコの呟き]

チョコレートを食べると脳の働きが良くなる(研究結果)
投稿日: 2016年02月27日 20時23分 JST 更新: 2016年02月27日 20時34分 JST

あなたがチョコレートについて詳しいなら……あなたはもう既にかなりスマートだ。

ジャーナル誌『アピタイト』に発表された新しい研究によれば、チョコレートを頻繁に食べると、脳が冴える可能性があるらしい。

国際研究チームが、アメリカのシラキュース大学の継続研究を使ってデータを分析した。この研究は、ニューヨーク中心部の住民グループの健康状態を40年にわたって継続的に追跡しているものだ。チョコレートを頻繁に食べる人は、抽象的思考、視覚記憶など、脳を使うあらゆる種類のテストで、より優秀な成績を残したことを発見した。

結論:ある種類のチョコレートを食べることは、今のところ脳の機能を高める方法といえるかもしれない。将来的には認知症の予防に役立つ可能性もある。...

http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/26/chocolate_n_9333394.html

このニュースに関しては、23日に米ABCのニュースを引用する形で簡単に紹介したのですが、ハフポストから詳しい日本語記事が発表されましたので、再度取り上げました。

週に一度、チョコを食べると、頭(の働き)が良くなる ABC
http://nemuneko-gensokyou.blog.so-net.ne.jp/2016-02-23-45

ただし、チョコを頻繁に食べると骨密度が下がる危険性があることも報告されているようなので、骨粗しょう症になりやすい女性はチョコの食べ過ぎには気をつけたほうがいいのかもしれません。

チョコレートが骨密度の低下をもたらす !?
http://www.rda.co.jp/topics/topics3391.html

骨粗しょう症の予防になるという話を聞いたこともあるのだが・・・。


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第19回 ベクトルの微分に関する諸公式 [ネコ騙し数学]

第19回 ベクトルの微分に関する諸公式


φψxyzのスカラー関数、ABxyzのベクトル関数とする。

このとき、以下の公式が成立する。

(1) ∇(φψ)=(∇φ)ψ+φ(∇ψ)
(2) ∇・(φA)=(∇φ)A+φ(∇A)
(3) ∇×(φA)=(∇φ)×A+φ(∇×A)
(4) ∇・(A×B)=B(∇×A)–A(∇×B)
(5) ∇×(A×B)=(B・∇)A–(A・∇)B+A(∇B)–B(∇A)
(6) ∇(AB)=(B・∇)A+(A・∇)B+A×(∇×B)+B×(∇×A)
(7) ∇×(∇φ)=0
(8) ∇・(∇×A)=0
(9) ∇×(∇×A)=∇(∇A)–(∇・∇)A


こういう公式があるということを書いただけです。

ここに出ている公式を証明するつもりはまったくありません。

ただし、(1)、(2)、(3)、(7)、(8)の公式については、これまでに証明してあります。


では、いつくか問題を。


問題1 u(x,y,z)v(x,y,z)をスカラー関数とすれば、

  ∇(∇u×∇v)=0

【解】

  A=∇uB=∇Bとすると、
(4)より

  ∇(A×B)=B(∇×A)–A(∇×B)=(∇v){∇×(∇u)}–∇u{∇×(∇v)}

となる。

(7)より

  ∇×(∇u)=0
  ∇×(∇v)=0

よって、

  ∇(A×B)=(∇u)0–(∇v)・0=0

となる。


問題2 次のことを証明せよ。

(1)φ(x,y,z)ψ(x,y,z)をスカラー関数とすれば、

  

(2)原点から点(x,y,z)にいたる距離rの関数をF(r)とすれば


【解】

(1)

公式の(1)より

  

となる。

右辺第2項は

  

となるので、

  

である。


(2)は

  

最後の

  

という式はこれまでに何度も出ている。

これを証明する最も楽な方法は、ベクトルの発散のところでやった、
  

同様に、

  

よって、

  
だと思うけれど。


前にも言ったけれど、

  

は覚えておくと便利である。


問題3 点の位置ベクトルをrとするとき、ベクトル関数A(x,y,z)の全微分は
  dA=(dr・∇)A

【解】

これは相手に気取られないようにさり気なくこう解くのがいい。
  
ここで、dr=(dx)i+(dy)j+(dz)k



問題4 次の関係が成立することを証明せよ。

  
【解】
これは公式(6)

  (6) ∇(AB)=(B・∇)A+(A・∇)B+A×(∇×B)+B×(∇×A)

に対してA=Bを代入すると、

  

となる。


J.B.アルブレヒツブルガー作曲 口琴とマンドーラのための協奏曲 [今日のクラシック]

秘密の経路でこの曲をゲットしたにゃ。

口琴とマンドーラという非常に珍しい楽器の、そして、珍しい組み合わせの協奏曲。
みんなで楽しく聞こう!!



クラシックの名曲とは呼べない作品かもしれないけれど、佳作だと思う。
是非、聞いて欲しいにゃ。


ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー
https://goo.gl/ngWpfg

タグ:クラシック
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