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今日のクラシック、シャルパンティエの『レクイエム』とハインリヒ・ビーバーの『レクイエム』 [今日のクラシック]

今日のクラシックは、マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643〜1704年)の『4声のレクイエム』とハインリヒ・ビーバー(1644〜1704年)の『レクイエム』です。

シャルパンティエとビーバーは、同年代のバロックの作曲家。シャルパンティエはフランス、ビーバーはオーストリアの作曲家。
同時代のバロック期の作曲家であるけれど、フランス・バロックとオーストリア・バロックの違いが現れていて、この二人の作曲のレクイエムを対比して聞くのは、それなりに意義のあることなのではないか。

シャルパンティエ作曲『4声のレクイエム』



ビーバー作曲『レクイエム』



シャルパンティエは、レクイエムなどの宗教音楽以外にも世俗的な曲も多く作曲している作曲家のようで、非常に美しい曲。美しくて耳触りがよく聞きやすい曲のようだけれど、劇的な音楽的展開がなく全体的に大人しめであっさりした曲なので、聞き終わったとき、「美しい、綺麗な曲だったな〜 ♪」くらいの印象しか、私には残らなかった。
美しい旋律と響きにあふれているので、聞いている時には曲に引き込まれるのだけれど、聞き終わったときに、意外に何も残っておらず、音楽的な充実感を得ることができなかった。
曲が終わったとき、「なんだ、もう終わったのか」と思ってしまった(^^ゞ

対して、ビーバーの『レクイエム』は、美しいだけではなく響きが重層的で分厚く、シャルパンティエのそれと比較すると劇的な展開が見られ、曲を聞き終わったとき、強い音楽的充実感と満足が得られた。

もっとも、ネムネコは、ドイツ・オーストリア音楽を好んで聞き、ドイツ・オーストリア音楽に洗脳されているので、このように感じるだけかもしれない。フランスのクラシックの作曲家の曲を好んで聞く人は、私とは違った印象を持つのかもしれないし、音楽的志向性の違いだけなのかもしれない。
この可能性は否定できないように思う。

ではあるが、フランス・バロックとオーストリア・バロックの違いを知るのに、この2人のレクイエムを対比して聞くことは、それなりに意義のあることではないだろうか。


タグ:クラシック

今日のクラシック、ヨハネス・オケゲム作曲『レクイエム』 [今日のクラシック]

今日のクラシックは、ヨハネス・オケゲム作曲『レクイエム』です。



ネムネコは、大学生の時に、一般教養で「西洋音楽史」の講義を受講していたので、その縁で「オケゲム」という名前は知っていた。この講義でテキスト指定されていた「西洋音楽史」という本にもこの作曲家の名前は出ていたからね〜。
しかし、NHKのFMなどでひょっとしたらこの作曲家の曲を聞いたことがあるかもしれないけれど、聞いた記憶はない。おそらく、この作曲家の曲を曲を聞いたと言ってもいいだろう。

これは何も私だけに限ったものではなく、多くのクラシックファンがそうであると思うが、大学の合唱部などに入っていたヒト、または、バッハ以前の古楽ファンでもなければ、どうしても、聞く曲は、バッハと同時代の作曲家の曲、バッハ以降の作曲家の曲、モーツアルト、ベートーヴェン以降の作曲家の曲になってしまうので、これも無理のない話であろう。

ベルディの『レクイエム』の「怒りの日」のような劇的な要素は少ないけれど、オケゲムの『レクイエム』は透明感のある美しい旋律に溢れ、非常に美しい曲だと思う。
 ――オケゲムの『レクイエム』には「怒りの日」などの続唱(Saquentia)が入っていない!! ネムネコの秘密の情報網によると、どうも、この時代の『レクイエム』には続唱(Saquentia)が入っていないようだ♪――



と同時に、後世の同じフランスの作曲家であるフォーレの『レクイエム』を予感させるものがあるように思う。



オケゲムの『レクイエム』はポリフォニーであるのに対し、フォーレはシンホニー、ハーモニーと、音楽・作曲技法において大きな違いがあるのは事実。しかし、グレゴリオ聖歌を媒介してなのかもしれないが、時代を隔てているけれど、オケゲムの『レクイエム』とフォーレの『レクイエム』との間に音楽的な連続性を感じてしまう。

オケゲムの『レクイエム』は名曲だと思うので、是非、聞いて欲しいにゃ。

最後に、オケゲムとオケゲムの『レクイエム』について詳しく書かれている記事のリンク先を紹介して、終わりにするにゃ。

http://lecahier.blog.so-net.ne.jp/2010-06-05

おまけとしまして、グレゴリオ聖歌の「怒りの日」



と、この旋律が使われているベルリオーズの『幻想交響曲』のフィナーレ、第5楽章を。




タグ:クラシック

リストのオペラ180年ぶりに復元 楽譜解読、6月に上演へ AFPBB [今日のクラシック]




リストは、オペラも作曲していたのか・・・。知らなかった。

オペラではありませんが、ダンテの『神曲』を題材にした『ダンテ交響曲』を紹介します。



リストは、音楽史において非常に重要な作曲家であるにもかかわらず、日本では今ひとつ人気がないよね。
人気がないだけではなく、ピアノ曲以外にこのように劇的な大曲を作曲していたことを知るヒトは、日本のクラシックのファンにほとんどいないと思うにゃ。


N響が欧州ツアー 首席指揮者ヤルヴィ語る 日経 [今日のクラシック]





N響と演奏するというショスタコーヴィチの第10番交響曲の動画はYouTubeにないようなので、ヤルヴィ指揮によるショスタコーヴィチの第5番を。
オーケストラは、パリ管だにゃ。




パーヴォ・ヤルヴィ指揮のマーラーの交響曲第6番のフィナーレ。



ちょっと聞いただけだけど、お父さんのネーメ・ヤルヴィと比較すると、随分、見劣り、聴き劣りするようだにゃ。
お父さんのネーメが振ると、オケが良く鳴るにゃ。オケを鳴らすという点に関して、この指揮者の右に出るヒトはいないと言っていいんじゃないか。



お父さんの、この才能は引き継いでいないようだにゃ。

お父さんの指揮ならば聞きたいと思うけれど、息子の指揮は聞きたいと思わないにゃ。
息子の指揮を聞く時間的余裕は持ち合わせていないケロ!!


今日のクラシック、伊福部昭作曲 ピアノと管弦楽のための『リトミカ・オスティナータ』 [今日のクラシック]

今日のクラシックは、伊福部昭作曲 ピアノと管弦楽のための『リトミカ・オスティナータ』です。



リトミカ・オスティナータの「ritmico」は「リズミカルに、律動的に」、オスティナートは「音楽的なパターンを何度も繰り返すこと」。

このタイトルからも明らかなように、同じ、リズムやメロディーが何度も反復されている。
そして、伊福部の代表作といえる『ゴジラのテーマ』によく似たメロディー、パターンが現れたりしているようだにゃ。



5拍子、7拍子といった変拍子が使われているらしく、この拍子がめまぐるしく変化しているようだにゃ。
タイトルの「律動的」、リトミカは、ここから来ているのではないか。

変拍子が使われていますが、日本の伝統的音楽である雅楽や舞楽を彷彿させる、日本的な旋律が数多く使われていて、日本人には聴きやすい一曲だと思う。

伊福部昭音楽の原点ともいえるであろう、いかにも日本的な『日本狂詩曲』も紹介するにゃ。



この曲は、伊福部が21歳のときに作曲した曲。この曲を聞くと、もう既に伊福部音楽の特徴というべきオスティナートが使われているようだケロ。


指揮者のスタニスラフ・スクロバチェフスキさん死去 朝日 [今日のクラシック]




スクロバチェフスキはブルックナーの指揮の評価が高かったそうなので、ブルックナーの白鳥の歌と言えるこの名曲を。



少し聞いただけなのでハッキリしたことは言えませんが、なかなかの好演じゃない。ただ、ブルックナーの演奏、指揮で期待される宇宙的な広がり、宇宙の鳴動とでも言うべきものは感じられず、小ぢんまりとまとまっていてスケール感は無いようですが・・・。
特に野蛮でデモニッシュですらある2楽章のスケルツォは迫力不足の感がする。軽すぎるにゃ。もっと拍を明確に刻んで欲しいにゃ、残酷に、無慈悲なまでに刻んで欲しいケロ。

しかし、真摯な音作り、そして、自然体の指揮には好感がもたれる。だから、この指揮者は虚飾や虚仮威しの解釈が通用しないブルックナーにあっているのでしょう。
楽器間の(音の)バランスを重視した指揮者のようで、このため、普段聞き漏らすような音が聞こえてきて、「おろっ」と驚いたりするところもあるようだ。

金管がかしがましく、ただ無意味に刺激的に鳴り響くだけのヴァントや、間延びし弛緩しっぱなしの朝比奈のブルックナーを聞くよりは、コッチのほうが100倍マシなんじゃないか。

タグ:クラシック

今日のクラシック、ヴィトルト・ルトスワフスキ作曲『交響曲第3番』 [今日のクラシック]

今日のクラシックは、ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913〜1994年)作曲『交響曲第3番』です。



ヴィトルト・ルトスワフスキは20世紀のポーランドを代表する現代音楽の作曲家の一人。
そして、この曲はこの作曲家を代表する曲の一つ。

ですが、先鋭的で「いかにも現代音楽、現代音楽している」曲ではなく、現代音楽の中では、古典的・伝統的な特徴を強く持つ一曲。
一応、無調の12音技法の曲のようですが、そこはかとなく調性感を感じられて、安心して、落ち着いて聞ける曲だと思うにゃ。
ウィキペディアの記事に書いてある通り、メロディーを重視していた作曲家のようで、現代音楽としては珍しく、非常にメロディアスな曲でもある。

https://goo.gl/tfQU3H

この動画を見た、聞いたあと、ルトスワフスキの交響曲第4番が自動再生されたのだけれど、私の耳には3番のほうが馴染みがよく聞こえ、音楽的にも充実している思えた。



もっとも、私が聞いた第3番の演奏が作曲者であるルトスワフスキ指揮ベルリン・フィルなのに対して、かたやフランス放送フィルハーモニーで、オーケストラの実力、演奏能力があまりに違いすぎるので、この演奏を聞いた印象だけを頼りに両者を比較するのはあまりに危険なのでしょうが・・・。

と、
いかにも、この作曲家、そして、これらの曲を以前から知っているかのように書いていますが、実は、つい今しがた、この作曲家の曲を聞いたばかり(^^ゞ
そりゃ〜、高名な作曲家だから名前くらいは知っていたけれど、曲は聞いたことがなかった。ひょっとしたら、過去にNHK-FMなどで聞いたことがあるかもしれないけれど、聞いた記憶がない、記憶にまったく残っていない。

クラシック音楽の専門家、現代音楽の作曲家、演奏家ならば、その存在、曲を知っているかもしれないけれど、
ただでも演奏機会が少なくて一般からの人気がない「クラシックの現代音楽」の、しかもネムネコとは縁も所縁(ゆかり)もないポーランドの作曲家だケロよ、素人のネムネコがルトスワフスキの曲を一曲も知らなくて当たり前だにゃ。

「繰り返して何度も聞きたいか、日常的に聞きたいか」と尋ねられれば思わず考えこんでしまうけれど、第3番が現代の名曲であることは疑う余地はないと思うし、いい曲だと思う。

ところで、ウィキペディアの記事に「ad-lib動率」という聞いたことも見たことない言葉を見つけ、これが使われている交響曲第2番も少し聞いてみた。
そして、冒頭部を聞いて、頭が混乱してしまった。本当に頭がパニックを起こしてしまい、気分が悪くなってしまったケロよ。
規則性や秩序を見いだせずに、ネムネコの理系脳が聞くことを断固拒否するんだにゃ。「こんな曲は聞きたくない」と、ネムネコの脳味噌が強い拒絶反応を起こすんだにゃ。
だから、
前衛的という観点からは第2番のほうが前衛的なのだろうけれど、この曲↓は素人が聞く曲じゃないと思うケロよ。






それでも徐々に頭が慣れてきて何とか聞き通すことができたけれど、多大な忍耐力を要したにゃ。

最後に、
「また、ネムネコがどこからか変な曲を見つけてきた」と言わずに、第3番だけでもいいから、最後まで聞いてほしいと思うにゃ。

今日のクラシック、オスカー・シュトラウス作曲 オペレッタ『チョコレートと兵隊』 [今日のクラシック]

今日のクラシックは、オスカー・シュトラウス作曲のオペレッタ『チョコレートと兵隊』です。



いかにもウィーン的な曲で、作曲家の名はオスカー・シュトラウスですから、ウィーンナ・ワルツで有名なシュトラウス一家の一員のように勘違いする人もいるかと思いますが、シュトラウス一家とはまったく関係ありません。

https://goo.gl/fRLp6o

昨日2月14日ということで、ねむねこ幻想郷の訪問者のとある方(かた)からこの曲を紹介していただいたので、皆さんにもご紹介しました。

オスカー・シュトラウスの代表作として『ワルツの夢』というオペレッタがあるようなので、その序曲もあわせて紹介します。



瀟洒、軽快で、いかにもウィーンナワルツ的な序曲で、佳曲だと思います。

日本では、現在、オペラの常設の劇場として新国立劇場がある程度で、オペラは一部のクラシックファンだけが楽しむ(クラシック)音楽と言っても過言ではないだろう。
まして、オペレッタとなればなおのことで、熱烈なクラシックファンの間でもオペレッタを聞いたことがない、見たことがないという人はめずらしくなく、圧倒的多数だろう。
しかし、日本人はオペレッタを聞かなかったのかと言えば、そうでなく、「浅草オペラ」という言葉に象徴されるように、実は、意外に大衆の近くにあり、日常的な音楽であったようです。

https://goo.gl/Hxc0nP

その花形歌手のひとりに田谷力三がいる。





上のオーソレミオはかなり音程などが怪しいけれど、この時の年齢を考えれば致し方ないでしょう。

知らなかったんですが、萩本欽一、欽ちゃんはこの田谷力三の孫弟子らしい(^^)

この曲↓も浅草オペラの代表的な曲らしいですよ。




タグ:クラシック

今日のクラシック、ルイジ・ケルビーニ作曲『レクイエム・ニ短調』 [今日のクラシック]

今日のクラシックは、ルイジ・ケルビーニ作曲『レクイエム・ニ短調』です。



初めて聞いた曲なのですが、「この曲は、モーツアルトのレクイエムを超えているのではないか」と思ってしまった。
しかし、このことを口にすには多大の勇気が必要だ。
何しろ、比較対象が「神童、天才・モーツアルト」で、しかも、モーツアルトの傑作中の傑作とされている「レクイエム」だ。
このことを口にするには、清水の舞台から飛び降りるほどの勇気が必要なのだから。

ケルビーニのレクイエムの評価を調べる目的で見たのではなかったが、偶然、ウィキペディアの記事に次のような記述を見つけ、思ったこの事を口にする勇気を得た。

ルイ16世の処刑を悼んで作曲された『レクイエム ハ短調』(1816年)は、非常に大きな成功をおさめた。この作品はベートーヴェンだけでなく、シューマンやブラームスにも絶賛されている。ハンス・フォン・ビューローはこの作品を「モーツァルトのレクイエムよりも優れている」と評価した。なお、ケルビーニ自身がハイドンやモーツァルトの支持者だった。

https://goo.gl/Pyihx6

この記事に記されているのは、今回紹介しているニ短調ではなく、ケルビーニの2つあるレクイエムのもう一つのハ短調の方なのですが、ニ短調も飛び抜けた傑作であることは間違いない。
ビューローのこの発言を目にし、安心したにゃ。

ケルビーニは、音楽理論のバイブルともいうべき「対位法とフーガの教則本」という本を書いていることからわかるように、この曲はしっかりした構成でできおており、聞いていて片時も退屈に感じることがない。
非常に優れた曲ですから、是非、この曲を聞いて欲しい。

歌詞がラテン語だからどんな内容なのかまったくわからないけれど、音楽的に大変優れた曲だから歌詞などどうでもいい。
歌詞の内容など瑣末なことだ。現に歌詞などまったく気にもならなかった程だった。
純粋に音楽的に楽しめる一曲であったにゃ。
合唱曲であるけれど、この曲は器楽的なんだろう、きっと・・・。


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今日のクラシック、フランツ・クサヴァー・シャエルヴェンカ作曲ピアノ協奏曲第3番嬰ハ短調 [今日のクラシック]

今日のクラシックは、フランツ・クサヴァー・シャエルヴェンカ作曲ピアノ協奏曲第3番嬰ハ短調です。



前回紹介したピアノ協奏曲第1番は、「およそ統一感が感じられない、理解に苦しむ曲だ」と酷評しましたが、この第3番は、統一感が感じられるいい曲だと思います。
ほとんど作品理解には役に立ちませんが、参考になればと、ウィキペディアにあるこの楽曲の解説記事のリンク先をご紹介します。

ピアノ協奏曲第3番(シェルヴェンカ)
https://goo.gl/j4aI47

この曲はいい曲だと思います。
この曲ならば、シューマンやグリーグのピアノ協奏曲などと同等の評価を与えてもいいと思うし、コンサートなどで取り上げられ、より多くのヒトたちに聞かれるべき一曲だと思う。

日本での知名度は皆無に等しい作曲家ですから、日本でのコンサートで取り上げられることは難しいとは思いますが。



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